教育ローン・奨学金の画像

学生の教育ローンと奨学金には違いがあります。

  • 教育ローンは、親が借りて親が返す
  • 奨学金は、子が借りて子が返す
こちら女

金利や利息、支払い開始期間に違いがあるので参考にしてください。

学生の教育ローンと奨学金の違い

教育ローンは、日本政策金融金庫、または銀行で申込ができます。

奨学金は、成績や所得に応じて金利が変わってきます。

教育ローン

金利 2.05%(日本政策金融金庫)
借入額 350万円まで
返済開始 借入月の翌月から
借入者 保護者
連帯保証人 有(別居・別生計の方に限る)

教育ローンの契約者は保護者となり、奨学金と併用できるので利用しやすいです。

低金利でローンが組めるので、第2種の奨学金の場合は併用しても良いかもしれません。

連帯保証人は4親等以内の親族で、なおかつ別居・別生計の方に限ります。

奨学金

奨学金(第1種奨学金 無利息)
金利 無利息(日本学生支援機構)
借入額 必要額に応じて
返済開始 卒業後6ヶ月後から
借入者 学生(子供)
連帯保証人 有(保護者可)

※年収300万円以下の世帯

世帯年収が300万円以下の場合は、無利息で奨学金制度を受けることができます。

この場合は、実際に通学する学生本人が奨学金の契約者となります。連帯保証人は保護者でも可能です。

奨学金(第2種奨学金)
金利 上限3%(日本学生支援機構)
借入額 必要額に応じて
返済開始 卒業後6ヶ月後から
借入者 学生(子供)
連帯保証人 有(保護者可)

金利は、未来金利となるので変動する場合があります。

つまり、現在では3%となっていますが卒業するころに金利が2.9%であれば、2.9%の固定金利となります。

一生涯金利は上がりませんが、学校や状況に応じて金利が変わってきます。連帯保証人は保護者でも可能です。

ポイント

奨学金制度は各学校によって条件が異なります。

奨学金の詳細や手続きは通われる高校、大学、専門学校の学務課や学生生活課へお問い合わせください。

奨学金や教育ローンを延滞するとどうなる?

奨学金や教育ローンの延滞

奨学金を3ヶ月以上延滞すると、年金利が5%になるだけでなく、信用情報に傷がつきます。

教育ローンの場合は、借入先の銀行や日本政策金融金庫によって変わります。

奨学金や教育ローンを延滞するとそれぞれ信用情報に残るので、クレジットカードや住宅ローン、あるいはマイカーローンなどのあらゆるローン審査に不利になる情報が残ってしまいます。

個人信用情報の取り扱いに関する同意書を提出していただいている方のうち、現在奨学金を返還されている方は、延滞3か月以上の場合に個人信用情報機関に個人情報が登録されます。

どうしても支払いが困難な場合は、猶予願の【願出の事由】を申請すると奨学金の支払いを一時的に止められます。

信用情報に登録されてしまう前に適切な申請をおこなっておくといいでしょう。

教育ローンと奨学金の割合

教育ローン・奨学金の違い

平成25年日本政策金融金庫の調査によると、学生の約6割近くの学生が奨学金制度を利用して大学に通っています。

教育ローンを利用している人の割合は、54.6%と多くいます。

割合としては奨学金のほうが高いのですが、いずれも併用している家庭も多くあります。

大学に入学するときにかかる費用のために、教育ローンを組む家庭が多いようですね。

奨学金と教育ローンを併用するのがベスト

在学中の平均費用は、高校生なら年間97万円、大学生なら年間153.9万円になります。

在学中の平均費用
高校 年間97万円
大学 年間153.9万円

教育ローンは上限が350万円までとなります。

高校生なら教育ローンの範囲以内で足りますが、4年間大学に通った場合は、600万近く費用がかかるので教育ローンだけでは不足してしまいます。

とはいえ、600万円の奨学金を一生をかけて返済していくのは、子供にとっての負担がとても大きなものになりますよね。

やはり奨学金も教育ローンも併用して利用するのがベストです。

もちろん家庭環境は様々なので、お子さんとよく話し合って検討していきましょう。

在学中に奨学金が返済できるのか?

奨学金の金額は卒業のときに決まります。

在学中にいくらかかったのかで奨学金の金額が変わってくるため、在学中の返済はできません。

また、金利も卒業のときに確定するので現在では上限3%となっていますが、将来的に金利が変わる可能性が十分にあります。

奨学金の支払いは、卒業してから6ヶ月後、または年収が300万円を越えた場合から発生します。

それまでになるべくお金を貯めて滞りがないように返済していきましょう。

親が代わりに奨学金を支払うと贈与税が発生するのか?

基本的には教育費という目的で親が代わりに奨学金を支払ったのであれば、贈与税はかかりません。

夫婦や親子、兄弟姉妹などの扶養義務者から生活費や教育費に充てるために取得した財産で、通常必要と認められるもの

しかしその受け取った奨学金を、子供の預金口座に貯金したり不動産の借入資金にしたりすると贈与税がかかってしまいます。

親が代わりに奨学金を支払うのであれば、一旦子供に預けて子供が返済するのではなく、親がそのまま奨学金を返済するのがいいでしょう。