借金200万円!消費者金融から銀行への借り換えを成功させるコツ

消費者金融から銀行への借り換えを成功させるコツ

既存の消費者金融から銀行への借り換えは可能なのでしょうか。

銀行は、総量規制対象外で年収の3分の1以上の融資が受けられるわけですから、物理的には借り換えが可能です。

とはいえ、そもそも消費者金融から銀行に借り換えるときに審査に通るかどうか不安だと思います。

今回は、消費者金融から銀行への借り換えを成功させるためのコツと注意点を解説していきます。

この記事を読むことで、あなたの消費者金融から銀行への借り換え成功率がぐっと上がります。

消費者金融から銀行への借り換え審査は通りやすい?

十六銀行の画像

消費者金融から銀行への借り換えは、審査に通りやすい傾向にあります。

一見すると、金額が大きくなる借り換えは、審査が難しそうなイメージがあるかと思います。

しかし銀行は、数百万円もの大口顧客を獲得できることになり、利息収入の増大が見込めるため借り換えはメリットだと考えています。

銀行からすると、他社顧客を囲い込める千載一遇のチャンスなわけですから、借り換えに前向きな業者が多いのです。

銀行側は、顧客に返済能力があって、金利負担の軽減化が見込めるのであれば、審査に通したいと考えます。

利息制限法が成立しないと審査に通らない!?

借り換えローンは、一本化により金利負担の軽減が見込める場合にのみ審査に通ります。

それには、「利息制限法」という利息に関する制限が大きく関係しています。

利息制限法は、法制限を超えた利息は、支払う義務が無効になるという法律で、その超過分の金額は支払う必要がありません。

利息等の制限に関する内容は、次のとおりです。

一 元本の額が十万円未満の場合 年二割
二 元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分
三 元本の額が百万円以上の場合 年一割五分

これでは少し分かりづらいと思うので、表にして見やすくしたものが下記になります。

借入金額 上限利息
元金の額が10万円未満の場合 20%
元金の額が10万円以上100万円未満の場合 18%
元金の額が100万円以上の場合 15%
たとえば消費者金融(金利18.0%)で50万円ずつ4社から借り入れしていた場合、1本化でまとめると合計で200万円になります。

1社からの借入が100万円以上の場合、利息上限は15.0%になりますので、既存金利18.0%から15.0%に引き下がります。つまり当初より利息が3%安くなります。

これがおまとめローンで金利が安くなるカラクリです。

一本化しても利息が下がらない場合、審査に落ちることがあります。

おまとめをして利息が下がることを確認のうえ、申し込みをしてください。

利息が安くなるかどうか分からない場合は、事前に金融業者へ直接相談するといいでしょう。

借金200万円あっても銀行審査は大丈夫?

実際に、消費者金融から銀行系のカードローンへの借り換えを成功させている人は数多くいます。

それが200万円だろうが、300万円だろうが、返済能力にさえ問題がなければ審査に通過する見込みはあります。

とはいえ、全国119行の銀行がすべて借り換えに前向きかというと、そうではありません。

借り換えに積極的な銀行もあれば、消極的な銀行もあるのです。

借金200万円の借り換えを成功させたいのであれば、借入先の業者選びが重要になってきます。

業者選びが借り換えを成功させるためのコツ

ポイント女

消費者金融から銀行への借り換えを成功させるには、業者選びが大切。

下記のポイントを満たしている銀行カードローンでの借り換えを検討するといいでしょう。

  • おまとめ・借り換え専用のローンがある業者を選ぶ
  • 広告に「借り換えOK」という記載がある業者を選ぶ

おまとめ・借り換え専用のローンがある業者を選ぶ

おまとめ専用のローン商品がある業者は、借り換え審査において積極的です。金額が大きくても借り入れできる可能性が期待されます。

広告に「借り換えOK」という記載がある業者を選ぶ

広告に「借り換えOK」という記載がある業者は、借り換えに前向きな証拠です。親身に相談に乗ってもらえるケースが多く、金額が大きくても審査に通りやすいといえます。

消費者金融から銀行へ借り換えるときにおすすめの金融機関

消費者金融から銀行へ借り換え|おすすめの金融機関

借り換えローンにおすすめの業者をいくつかピックアップしてみました。

東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン(おまとめローン)」

東京スター銀行の画像

  • 金利が年12.5%で、最高限度額1,000万円
  • 仮審査期間は最短3日
  • WEB完結で、来店不要が可能
相談したうえで、複数の借入金をひとつにおまとめできる返済専用のローン。全国の提携コンビニATM手数料が月8回まで無料です。全額おまとめが可能で、確実な返済が期待されます。

※自営業・パート・アルバイトは利用できません。

東京スター銀行のおまとめローンを利用する場合は、下記の記事を参考にしてください。

東京スター銀行おまとめローンの審査基準と落ちる人の特徴を徹底解説

東京スター銀行おまとめローンの審査の流れと審査基準について紹介しています。東京スター銀行の借り換え審査は厳しいのでしょうか。審査に落ちる人を知ることで、審査に通るかどうかわかります。東京スター銀行で複数の借金をひとつにまとめて、金利を軽減していきましょう。

労働金庫(ろうきん)のおまとめローン

ろうきんの画像

  • 金利10.0%を下回り、最大限度額1,000万円
  • 労働組合に所属していると、銀行より低金利に借りれる
  • 会員以外でも利用できる金融機関もある
労働金庫は、共同組織の金融機関です。営利目的ではないため、銀行より低金利(約3〜7%)に借り換えが可能です。返済専用のローンプランがあり、会員以外でも利用できることがあります。会員であれば、契約社員やパート社員でもオーケーです。

ろうきんのおまとめローンを希望する場合は、下記を参考にしてください。

ろうきんのおまとめローンの審査基準や審査の流れをわかりやすく解説

労働金庫(ろうきん)のおまとめローンの審査は厳しいのでしょうか。ろうきんは労働組合や生活共同組合に所属していると利用できる金融機関ですが、一般の方でも借換審査が受けられます。銀行や消費者金融より低金利になっています。もっと安い金利に借り換えたいのなら労働金庫を検討されてはいかがでしょうか。

その他の借り換えOKな銀行系カードローン

その他の借り換えOKな銀行系カードローン

全国119行のうち、広告に「借り換えOK」という表記のある銀行系カードローンをまとめてみました。

金融機関名 金利 最大限度額 利用地域
秋田銀行カードローン 5.8%〜14.8% 500万円 全国申し込み可能
青森銀行カードローン 2.4%〜14.5% 1,000万円 北海道・青森・秋田・岩手・宮城・東京
東邦銀行カードローン 4.8%〜14.6% 500万円 福岡・宮城・茨城・山形・東京
福井銀行カードローン 2.8%〜14.6% 1,000万円 福井・石川・富山・滋賀
大光銀行カードローン 3.8%〜14.0% 800万円 新潟・群馬・埼玉・東京・神奈川
十六銀行カードローン 4.6%〜14.6% 500万円 岐阜・三重・東京・大阪
三重銀行カードローン 4.5%〜14.3% 500万円 三重・愛知・大阪・東京
愛知銀行カードローン 4.9%〜13.5% 500万円 愛知・岐阜・三重・静岡・大阪・東京
第三銀行カードローン 6.8%〜14.5% 500万円 愛知・岐阜・奈良・大阪・和歌山
但馬銀行カードローン 1.9%〜14.5% 1,000万円 兵庫・大阪・京都
もみじ銀行カードローン 4.5%〜14.5% 300万円 広島・山口・岡山・福岡・東京
徳島銀行カードローン 7.5%〜11.5% 500万円 徳島・愛媛・高知・香川・兵庫・大阪・東京

自主規制の影響から借り換えローンの表記を削除した銀行が多くあります。

主に、メガバンクやネットバンクなどの大手銀行が「借り換え・おまとめ」という表記を廃止しました。

しかし、上述のような地方銀行であれば借り換えに前向きな姿勢が見受けられます。

地方銀行になるため利用地域が限定されていることが多いのですが、居住または勤務先が営業区域内にあれば利用が可能です。

秋田銀行のみ全国からの申し込みが可能で、日本国内であればどこからでも来店不要に審査をしてもらえます。

フリーローンなら借り換えできる銀行が多い

フリーローンなら借り換えに対応している銀行が多くあります。

カードローンが何度でも利用限度額内の借り入れができるのに対して、フリーローンは返済専用のローンプランになりますので、振込後に何度も引き出すことができません。

しかし通常のカードローンでは借り換えが難しくても、フリーローンであれば対応してもらえる業者もあります。

普段から利用している銀行が借り換えローンに消極的な印象があったら、フリーローンのプランを検討されてみてはいかがでしょうか。

メガバンク・ネットバンクの借り換えは厳しいのが現状

消費者金融から銀行へ借り換えるときは、メガバンク(三井住友銀行)やネットバンク(楽天銀行)などの銀行カードローンは避けましょう。

これらの大手銀行は、多重債務者への貸付けを制限している状況にあり、大変審査が厳しくなっています。

実際に銀行の自主規制以降、楽天銀行などの広告から「借り換えOK」という表記が削除されています。

とくに複数の借り入れがあると、まず審査に通らないといっても過言ではありません。

楽天銀行に直接問い合わせてみたところ、「借り換えの利用でも可能です」という返答がもらえました。

楽天銀行の申込画面

画像のように、申込時の利用目的の欄にも「借換」という項目がありますが、審査が厳しくなって以降あまり前向きな融資は期待できません。

メガバンクやネットバンクの審査が不安な場合は、下記の記事を参考にしてください。

おまとめローンの審査に通るためのコツと審査落ちする思わぬ落とし穴

おまとめローンの審査に通るかどうか不安で申し込みをするのが怖くなっている人も多いのではないでしょうか。おまとめローンの審査に通過するコツを教えます。どんな人がおまとめローンの審査に落ちやすいのか、自分に合った審査がゆるい借り換えローンはどれなのか、事前に理解しておけば審査落ちのリスクをぐっと減らせます。一本化して借金を減額していきましょう。

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