リボ払いからカードローンへの借り換えは得なの?損なの?金融のプロが解説

リボ払いがやばい」という噂を聞いたことがありませんか。

リボ払いは、毎月の支払額のうち利息が優先して充当されるため、元金がほとんど減らない仕組みになっています。

「きちんと返済し続けているのに、元金がまったく減っていない!」と思っているなら、さらに低金利のカードローンへ借り換えるべきです。

リボ払いの金利が高いことを理解すれば、借り換えによる労力をいとわないと思います。

しかし、リボ払いからカードローンへ借り換えないほうが良い場合もあります。

ポイント女

この記事では、リボ払いから銀行カードローンへ借り換えたときに得するケース損するケースをまとめています。

リボ払いからカードローンへ借り換えるメリット・デメリット

リボ払いからカードローンへ借り換えたときのメリット・デメリットをそれぞれ挙げてみました。

メリット

  • 利息を少なくすることができる
  • 合計返済金額を小さくすることができる
  • 返済期間を短縮することができる

デメリット

  • 再度審査を受けるため手間がかかる
  • 選択ミスをすると、利息が高くなることがある
  • 借金癖・浪費癖は治らない

借り換えに成功すれば、合計返済金額が小さくなり早々にリボ払いによる借金が完済できます。

ただし、借金癖そのものは治せません。

借り換えて得したからといって、お金を余分に使っては借り換えた意味が無くなってしまいます。

借り換えをするときに、借金癖を治す意識を持つことが一番大切なことです。

リボ払い地獄から抜け出すならカードローンへの借り換えがお得?

リボ払いの借金地獄から抜け出すなら、さらに低金利のカードローンへ借り換えるのが一番の近道です。

リボ払い借り換えのイメージ画像

リボ払いは、クレジットカードの利用金額や利用件数にかかわらず、あらかじめ設定した一定の金額を毎月支払う方法になります。

毎月の支払額が統一されるので、便利な支払い方法ではあります。

しかし、手数料や支払残高をまったく確認せずに使っている人も多く、気づいたら支払残高が50万円を超えていたなんてことも…。

【Aさんの話】
半年くらいの間、毎月の手数料や支払額を確認せずにリボ払いを利用していました。

でも10月に利用明細を確認したところ、支払残高が50万円以上になっていました。

月10,000円払えばいいと思っていたものが、こんなに支払いが残っているなんて。

しかも手数料の高さに驚きました。

Aさんのように毎月の支払額を低めに設定していると、支払額のうち利息の割合が半分以上になるケースもあります。

リボ払いの利息を説明している図

※借入残高:50万円、利率:年15.0%とする。

こちら

嘘のような話ですが、支払額のうち半分以上が利息の支払いに消えています。

Aさんの場合、完済までに79ヶ月以上かかります。

年数にすると、6年5ヶ月です。

ただし、これは1度も追加借入をしなかったらの話です。

支払い期間中に追加借り入れをし続けたら、その年月はさらに長伸して大げさではなく一生かかっても返済できません。

これが、「リボ払いはやばい」といわれている理由になります。

リボ払いをカードローンへ借り換えたほうがいい理由

1.リボ払いの金利は意外と高い!?

カードローンと比べて、ショッピングリボ払いは年15.0%〜18.0%と金利が高くなっていることが多いです。

金融機関名 実質年率
カードローン ジェイスコア 12.0%
みずほ銀行カードローン 14.0%
楽天銀行スーパーローン 14.5%
クレジットカード 楽天カード 15.0%
楽天カード 15.0%
NICOSカード 15.0%
オリコカード THE POINT 15.0%
VIASO(ビアソ)カード 15.0%
エポスカード 15.0%
イオンカードセレクト 15.0%
dカード 15.0%
Yahoo!JAPANカード 18.0%
JCB CARD W 18.0%

後述で詳しい説明がありますが、たった1%の金利差でも大きく利息が変わってきます。

クレジットカードは、使えば使うほどポイントが溜まるメリットがあります。

しかし100円の支払いで1円分のポイント溜まるカードで、5,000円分のポイントを貯めようと思うと50万円の支払いをしなくてはいけません。

クレカで5,000円を貯めるのに50万円を使わなければいけないのに対して、1%でも金利を下げたカードローンへ借り換えたほうが圧倒的に支出が減ります。

たとえばローン残高50万円で、月々1.5万円を返済した場合を例として挙げてみましょう。

年15.0%から年14.0%へ借り換えると、合計利息額が150,823円から136,860円に引き下がります。

つまり、金利を1%引き下げるだけで13,936円も得します。

クレジットカードのポイント還元より、金利を引き下げたほうがメリットが大きいといえるでしょう。

2.リボ払いは借金をしている感覚が薄い

リボ払いに切り替えるだけで10,000ポイントの還元!」という甘い謳い文句につられて、自動リボ払いに変更したことを忘れて使い続けている人が多くいます。

カードローンと比べて、リボ払いは借金をしている感覚が薄く、日常的に使ってしまいがちです。

また毎月の返済額が設定した額を超えないため、どれだけローン残高があるのか把握しづらいところもネックになります。

気づいたら、リボ払いによる借金が膨れ上がっていたという話はよくあります。

クレジットカードは、ガスや電気、水道、家賃、通信費など、日常に必要なお金を引き落とすために使うケースが多いです。

借金と日常的に使えるお金の範囲は、きちんと切り離して考える必要があります。

リボ払いからカードローンへ借り換えると、借金をしている感覚が身について、借金返済への意識が強くなります。

リボ払いをカードローンへ借り換えたら、いくら得するのか?

完済までの一番の近道は、支払額を増やして低金利のカードローンへ借り換えることです。

たとえば利率が年15.0%のリボ払いを、年14.0%のカードローンへ借り換えただけでも変わってきます。

たった1%の差ですが、支払う利息に大きな違いが出てきます。

さらに返済額を10,000円から15,000円に変更すると、完済までの年月はぐっと短くなります。

借入残高50万円のリボ払いの場合

支払い方法 リボ払い
利率 年15.0%
返済額 10,000円
返済回数 79ヶ月
累計利息 798,501円
ポイント女

リボ払いから年14.0%、支払額15,000円の銀行カードローンへ借り換えた結果が次の通りです。

借入残高50万円の銀行カードローンの場合

支払い方法 カードローン
利率 年14.0%
返済額 15,000円
返済回数 43ヶ月(−36ヶ月
支払い総額 636,860円(−161,641円

そのままリボ払いを使い続けたら、16万円の損!?

そのままリボ払いで支払い続けることで、16万円も損していたことになります。

ただし、単純にリボ払いからカードローンへ借り換えたら得するわけではありません。

借り換えに失敗すると、損する場合もありますので慎重におこなう必要があります。

リボ払いからカードローンへ借り換えたら損するケース

リボ払いからカードローンへ借り換えたときに、損したケースをまとめてみました。

1.毎月の支払額を減らしてしまった

毎月の支払額を減らすと、支払回数が増えて最終的に支払う利息額が大きくなる可能性があります。

たとえば10万円借りて月々20,000円から10,000円の支払額に変更した場合、6ヶ月で返済できるものが12ヶ月もかかってしまうのです。

単純に考えると、支払額を半分にしたら2倍の利息がかかることになります。

借り換えをするのなら、絶対に毎月の支払額を減らしてはいけません。

2.今よりも金利が高いカードローンへ申し込みをしてしまった

当然ながら、金利が上がれば支払う利息額も増えてしまいます。

今よりも金利が高いカードローンへ申し込みをしたら、最終的に支払う利息も大きくなります。

多くのカードローンは、仮審査に通らないと金利がいくらになるのか確定しませんが、最高金利を上回ることはありません。

金利が不透明な場合は、最高金利で比較をすると分かりやすいです。

申込先のカードローンの最高金利と、今のリボ払いの金利を見比べて安くなっていれば問題ないでしょう。

3.カードローンではなくフリーローンを選んでしまった

カードローンとフリーローンの違いをご存知でしょうか。

カードローンは、利用限度額内を何度も借り入れできるのに対して、フリーローンは1度きりの借り入れになります。

一般的にカードローンと比べて、フリーローンは金利が安くなっていることが多いのですが、年0.1〜0.3%程度の微差になります。

フリーローンを選んでも問題はありませんが、新たな借り入れができないため再びリボ払いに手を出してしまう人も多くいます。

フリーローンとリボ払いの両方となったら、支払い負担も大きくなりますし、何より借り換えをした意味がありません。

将来的に1%でも追加借り入れをする可能性があるのなら、フリーローンではなくカードローンを選択しましょう。

リボ払いからカードローンへの借り換えを成功させる3つのポイント

借り換えを成功させる3つのポイント

  • 毎月の支払額を減らさない
  • 今よりも上限金利の低いカードローンを選ぶ
  • 追加借入のできるカードローンを選ぶ

リボ払いからカードローンへ借り換えるのなら、必ず上記3つのポイントを押さえておきましょう。

とくに重要なのは、毎月の支払額を減らさないことです。

借り換えによるメリットとして、「毎月の支払額が減る」という意見がよく挙げられます。

確かに借り換えに成功すれば、毎月の支払額が減ります。

しかし毎月の支払額を大幅に減らすと、いくら金利が安くなっても合計返済金額に大きな差が生じなくなってしまいます。

こうした失敗を防ぐためにも、借り換えても毎月の支払額は減らさないのが一番です。

リボ払いからの借り換えにおすすめのカードローン

リボ払いからの借り換えにおすすめのカードローンを紹介します。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンの画像

楽天銀行スーパーローンはネット銀行なので、申し込みから融資まで全てインターネットで完結します。

金利 1.9%〜14.5%
限度額 10万円〜800万円
審査時間 最短翌日
特徴 提携ATM手数料が無料

必要書類もスマホで撮影して提出するだけなので、契約手続きがとても簡単です。

提携ATM手数料も無料なので、利便性の高さもメリット!

リボ払いから銀行カードローンへ借り換えるなら、楽天銀行で間違いないでしょう。

※一部利用できない時間帯・利用手数料が発生する場合がございます。

アイフル

アイフルの画像

アイフルには、金利を下げる確約付きの借り換えプラン「借り換えMAX」があります。

金利 3.0%〜17.5%
限度額 1万円〜800万円
審査時間 最短18分*
特徴 金利を下げる確約あり

たとえば年15.0%のリボ払いを利用している場合、今よりも金利を下げたローンプランを提案してもらえます。

申し込みから借り入れまで最短18分なので、借り換えによる手間もかかりません。*

確実に金利を下げられるカードローンは、アイフルだけです。

※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。

リボ払いからカードローンへの借り換えによる審査は厳しい?

一般的に、カードローンなどの借り換えによる審査は厳しいといわれています。

借り換えをするときに、一時的に借入金額が2倍になるからです。

たとえばA社の50万円を借り換えると、新たにB社からも50万円を借りることになります。

一時的にですが、A社とB社の合計で100万円になるため、それに見合った信用力が必要になってきます。

しかし金額の小さい借り換えであれば、そこまで審査への影響はありません。

借入金額が大きい場合は、銀行カードローンと比べて審査に通りやすい消費者金融を選択するのがベターです。

借入金額が大きいのなら、消費者金融アイフルのように融資に積極的なカードローンを検討されてはいかがでしょうか。

リボ払いを借り換えるより債務整理をするべき?

ショッピング枠のリボ払いの借金を、債務整理で減らすことは可能です。

債務整理をすると、将来的に支払う利息がカットされて早く完済ができます。

借金を支払うのが困難なら、債務整理をするのもひとつです。

しかし債務整理をした場合、後日のローンが組めなくなるデメリットがあります。

直近5年は、住宅ローンはもちろん、クレジットカードすら作れない状態になります。

「たった5年我慢すればいいだけなら、債務整理をするのが得なのでは?」と思われるかもしれませんが、日本がキャッシュレス化に進む中で、クレジットカードが持てないのはかなりの痛手です。

ローン残高が年収の30%を超えているなら債務整理を

ローン残高が年収の30%を超えているかどうかが、債務整理をした方が良い境界線になります。

カードローンやリボ払いなどのローン残高が年収の30%を超えていると、なかなか自力で借金を返済していくのが難しくなるからです。

ローン残高が年収の30%を超えている場合、何年も借金を返済し続けることになります。

カードローンやリボ払いなどの少額キャッシングは、3年未満に完済するのが基本です。

借金を返済し始めてから、既に3年以上を経過している場合は、債務整理を視野に入れてみても良いかもしれません。

債務整理を検討している場合は、下記の記事も合わせてご覧ください。

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アイフルの貸付条件

商号 アイフル株式会社
登録番号 近畿財務局長(14)第00218号
貸付利率 3.0%~18.0%(実質年率)
遅延損害金 20.0%(実質年率)
契約限度額または貸付金額 800万円以内(要審査)
返済方式 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
返済期間・回数 借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)
担保・連帯保証人 不要

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